コーヒー保存の基本|風味を守る4つのポイント

コーヒーは、保存のしかたによって
味わいの変化のスピードが大きく変わります。

実はコーヒーはとても繊細で、
周囲の環境の影響を受けやすい食品です。

とくに影響が大きいのは、次の4つです。

  • 空気
  • 温度
  • 湿度

これらはコーヒーの保存において
**「4つの敵」**ともいわれます。

今回は、コーヒーの風味を守るために
大切な保存の基本を整理します。


コーヒー保存の4つの敵

コーヒーの劣化は、
主に環境の影響によって進みます。

特に重要なのが次の4つです。

  • 空気(酸素)
  • 温度
  • 湿度

これらが重なることで、
コーヒーの香りや味わいは少しずつ変化していきます。


空気|コーヒーは酸素に弱い

コーヒーにとって一番の敵は
**空気(酸素)**です。

空気中の酸素と反応すると、
コーヒーの油分や香りの成分が変化していきます。

これを 酸化(さんか) といいます。

酸化が進むと

  • 香りが弱くなる
  • 味が平坦になる
  • 古い風味が出る

といった変化が起こります。

そのため、コーヒーは
できるだけ空気に触れないように保存することが大切です。

研究でも、容器内の酸素濃度を下げることで
劣化速度を大きく抑えられることが確認されています。 焙煎度別コーヒー豆の化学的・物理的経時変化と保存期間の科学的最…


温度|温かいほど劣化は早くなる

温度もコーヒーの保存に大きく影響します。

一般的に化学反応は
温度が高いほど速く進みます。

コーヒーの香り成分の変化も同じで、
温度が高いほど劣化は早くなります。

研究では

保存温度が10℃下がると
劣化速度はおよそ半分になる

とされています。 焙煎度別コーヒー豆の化学的・物理的経時変化と保存期間の科学的最…

そのためコーヒーは

  • 直射日光
  • コンロの近く
  • 暖かい場所

などを避けて保存することが大切です。


湿度|コーヒー豆は湿気を吸いやすい

焙煎されたコーヒー豆は、
とても 吸湿しやすい構造になっています。

焙煎すると豆の内部には
多くの細かい空洞(多孔質構造)ができます。

この構造は香りを閉じ込める役割もありますが、
同時に 空気や水分を取り込みやすくなるという特徴があります。 焙煎度別コーヒー豆の化学的・物理的経時変化と保存期間の科学的最…

湿気を吸うと

  • 香りが弱くなる
  • 味のバランスが崩れる

といった変化が起こります。

そのためコーヒーは
湿気の少ない場所で保存することが大切です。


光|紫外線も風味を変えてしまう

意外と見落とされやすいのが
光の影響です。

特に紫外線は

  • コーヒーの油分
  • 香りの成分

を分解してしまいます。

そのためコーヒーの保存では

  • 透明な容器
  • 明るい場所

はあまり向いていません。

できるだけ

光を通さない容器で
暗い場所に保存する

ことが理想です。


保存の基本は「空気を減らすこと」

ここまでのポイントをまとめると、
コーヒー保存の基本はとてもシンプルです。

それは

空気に触れる量を減らすこと。

そのうえで

  • 温度
  • 湿度

の影響をできるだけ少なくすることが
風味を守るポイントになります。


次回:焙煎度で変わる保存期間

実はコーヒーの保存期間は
焙煎度によっても変わります。

浅煎りと深煎りでは
豆の構造そのものが違うためです。

次の記事では

焙煎度によって変わる保存期間

について、
もう少し詳しく紹介します。

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